前回記事にした「イード・アル=フィトル」はイスラム教も祝日でしたが、
「聖キリルと聖メトディウスの日」は北マケドニアの多くの人が信仰するキリスト教の祝日です。また文化の日、スラブ語のアルファベットの日としてお祝いされています。
聖キリルと聖メトディウス、二人は兄弟でキリスト教の宣教師です。9世紀にテッサロニキ(当時:東ローマ帝国(ビザンツ帝国)、現:ギリシャ)で生まれました。
当時このテッサロニキなどマケドニア地方で話されていたスラヴ人の言葉には話す言葉ありましたが、文字がなく、聖書等を翻訳するためにスラヴ人にとって最初の文字であるグラゴル文字を作り出しました。
このグラゴル文字は、後にブルガリア人の弟子聖クリメントにより改良され、現在、北マケドニアでは勿論、ロシアやモンゴルなどでも使われているキリル文字になりました。
( македонски јазик ←「マケドニア語」と書かれています)
北マケドニアの首都スコピエの広場や、世界遺産オフリド地域の広場にも、この偉大な二人の像があるそうです。
…
音を文字にする、初めてそれを考案した人の脳ってどうなっているのでしょう(^^:)
私は当時存在していたとしても、その発想すら思い浮かぶこともなかっただろうと思います。本当に今ある文化や歴史は偉大な人物の皆さまの功績によって作られていることを改めて思います。
※写真 マケドニアの首都スコピエのスコピエ城塞跡 「photoAC」Katsuta様より
※参考文献
https://www.officeholidays.com/holidays/macedonia/orthodox-cyril-and-methodius-day
https://ja.melayukini.net/wiki/saints_cyril_and_methodius
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%AB%E6%96%87%E5%AD%97
等
「ハニーランド 永遠の谷」上映会 IAC茅ヶ崎主催
0コメント